ランナーストップ対策は?
京都マラソンでは、ほぼ確実なランナーストップが予想されることを前回までで述べてきました。この警備会社のブログを見ても、ランナーストップを行う準備は万全だったことが伺えます。さらに、普通の車椅子での参加を認めるように要望されたパオパオさんのブログ記事を見ても「また、立体交差の少ない京都の特性上、コース全域において救急車や消防車等の緊急車両通行時には、ランナーストップとしてランナーの皆様に急停止をお願いする場合がございます。」と事務局すらランナーストップの可能性が高いと認めているとしか思えません。
で、その対策はというと、これを見れば分かるとおり、広域的な迂回路を設定したり、ヘリまで飛ばす段取りをしてたようです。当日の交通量を減らす為、コースからかなり離れた亀岡市役所横にまで、写真のように看板が設置されてました。警備会社を使った強引なランナーストップは最終手段のようですね。これらの対策の為、第1回大会では2億円の大赤字です。でも、最初から、ちゃんと警察など関係機関を交えて、コース設定すればこんな問題は起こらないと思います。ま、警察は許可しませんって言うかもしれませんが…。なお、コース発表後、ある陸上関係者と話をしたのですが「寝耳に水」状態だったようで、もっとまともなコースでやれと言っておられました。このコース自体、マラソンの運営を知らない一握りの人間で決められた感じがします。
先ほどの資料で面白いのが、5ページ目の頭、「関係車両(おそらく緊急車両)への周知が不十分であった為の混乱あり」ってとこです。最初の方の長時間のランナーストップの原因がこれではないかと思います。人為的なミスですね。なお、コースが狭く、選手が密集する為に、緊急車両と偽ってストップさせたのではないかと疑っている人も多いようですが、ランナーを止めれば余計に密集して危険ですし、止めた後の再スタートでは転倒などの危険が高くなりますので、それは無いと思います。
京都マラソンのダメな点を3回にわたって述べてきましたが、まだまだ、ネタがつきません。