土曜日は地元の断酒会が夜7時からあり、午後のプログラム後地元に帰ってますが、最近日が暮れるのが早いですね。ちなみに養生雑記ですが、記事だけではさみしいので写真を貼り付けてますが、走った時や何気ない時に撮ったけど埋もれている写真を使ってますのでご了承ください。で、前の記事でアルコール依存症の治療のことを書きましたが、どういう病気ってことを知らない方も多いと思うので少し説明したいと思います。簡単に言うと、長期にわたり酒をたくさん飲んだ人が、自分で飲酒をコントロールできなくなる病気です。適度な飲酒が1日ビール中瓶1本くらいと言われてまして、その2〜3倍以上を男性で20年以上続けるとリスクが高まるようです。アルコールが体内に入ってる状態がデフォルトだと脳が判断するようになり、アルコールが切れると「あれ、いつもと違うぞ」ってなります。手が震えたり、すごい汗かいたり、寝られなかったり(身体的依存)、イライラして暴力的になったり、うつになったり、人によっては幻覚見たり(精神的依存)症状はいろいろです。で、この飲酒をコントロールできない状態は脳の病気なので、意思の強さとか関係なく、根性出せば止められるとか無理な状態になります。朝から飲む、酒が切れたら飲む、体調が悪くなっても飲む、仕事に行けなくなっても飲む、とりあえず飲む、って感じになります。治療し断酒しないと最終的には、アルコール性の病気(肝硬変とか)で死にます。で、治療し回復しても完治しない病気と言われてまして、脳の状態は元に戻らないそうです。おそらく飲酒欲求は一生消えないのですが、飲むと前の状態に逆戻り、いや、以前よりひどくなるそうで、断酒を続けることが唯一の解決策と言われています。脳の状態がリセットできたらいいのですけどね、今の科学力では無理なようです。