大学時代、長野県の車山高原に何度か合宿に行った。大学1回生のとき宿泊したホテルで、働いていた(アルバイト?)のは見たことのある黒人ランナー、ジョセフ・モガンビ・オツオリ選手だった。ホテルの経営者が山梨学院大のOBで、選手がお手伝いしながら、空いた時間で練習をしていると聞いた。食事を運んだり売店の番をしているところを目撃しましたが、他の学生が600円のお土産を3個買って、「にしぇんえん(2千円)です。」と言って、「オツオリさん、商売上手やな。」と突っ込まれていた。合宿から帰る学生(高校生くらい)からは引っ張りダコで、記念写真に付き合い、最後のバスが出るまで見送って手を振っていた姿を覚えています。とてもとても手の届かなかったランナーがさらに手の届かないところに行ってしまう、悲しいですね。オツオリ選手のご冥福をこころからお祈りします。