ゴールデンウィーク中これといって何も出来なかったけど2冊ほど本を読みました。そのうちの1冊が「食堂かたつむり」。ラジオでの紹介で、料理、食べるということを考えさせられる内容とのことだったので購入。すべてを(声まで)失って実家(かなり田舎)に戻ってきた主人公の女性が、物置を改装し1日1組限定の食堂をオープン。お客さんとは事前に好みや食べたいもの等の打ち合わせをしてメニューを決定するのだけど、結構、しゃれた感じで独創的なメニューが多かったですね。で、食事したお客さんには不思議と願い事がかなったり幸せになっていく。そんなうまい話あるかいな〜なんてツッコミを入れながら読んでたのですが、最終局面での対立する母親とのやり取りは一気に読んでしまいました。そして、食べることに対する命のやり取りも圧巻でした。最近良く食育という言葉が使われますが、大人が食育を考えるのにも良い内容かもしれないですね。
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