たしか学生時代だったと思うが何気なくテレビを見ていたら面白いアニメをしていた。太古、近代、現代を通して離れ離れになった男女を赤い鹿の精霊が結びつけるという話でした。忘れていたのですが、最近、偶然検索に引っかかり見つけました。
原作は「楽園」という小説。アニメのタイトルが「満ちてくる時のむこうに」。第1章は神話。1万年前のモンゴルの砂漠。初めての狩りでしとめた獲物の精霊が宿ると伝わる部族。主人公の少年は一番強い精霊と言われる赤い鹿をしとめ英雄となる。しかし、ある掟を破った事がきっかけで侵略者に妻を奪われ、部族は全滅。侵略者達は北の回廊を渡りアメリカ大陸へ。回廊が閉じたため主人公は南の海から旅たつ。第2章は楽園。18世紀のポリネシアの小さな島を舞台に未開人と文明人との交わりが描かれてます。第3章砂漠。現代のアリゾナの地底湖で物語は終焉。1万年前と現代の砂漠をリンクさせてますね。最後は出来すぎと思いますがファンタジーという範疇なので許します。特に第2章はかなり面白かったですね。
鈴木光司さんのデビュー作。この方は「リング」「らせん」の作者。ホラー専門みたいなイメージが壊れました。輪廻転生がテーマになってますが、それを感じさせず自然と読ませる所がすごいです。一気に読んだ一冊。面白かったです。
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今日、紅白出場者の発表でしたね。その中に馬場俊英の名前が・・・。私が知ったのはちょうどインディーズからメジャーに復活された頃なので2年少し前でしょうか。「BOYS ON THE RUN」を聞いた瞬間、引き込まれました。歌詞に共感できるんです。おそらく紅白本番では「BOYS ON THE RUN」コブクロコーラス付きかなと思います。
この「青春映画が好きだった」は復帰後2作目のアルバムですね。今年の秋発売でした。前作はとにかくガムシャラに曲を詰め込んだ印象だったのですが、この作品はタイトルに沿ったアルバム作りしているなって思います。さらって聞けて気持ち言いアルバムです。
で、この人のブログ結構面白いです。歌詞でもそうなんですが視点がやはり普通よりも変わっているって言うか・・・。お勧めの記事は2005年8月15日のベランダから愛を込めて、この月は他も面白いです。それとブログじゃないけど伝言名作百選ですね。なかなか、面白いです。
陽が昇るから 目を覚ます
目を覚ますから 腹がへる
腹がへるから 狩りをする
狩りをするから メシ食える
メシ食えるから 金いらない
金いらないから 働かない
働かないから 時間がある
時間があるから 遊んでいる
遊んでいるから 不満がない
不満がないから ケンカがない
ケンカがないから 気分がいい
気分がいいから 眠くなる
眠くなるから 陽が沈む
陽が沈んだら あと知らない
だからアフリカ平和です
だからぼくらはブッシュマン
こんな生活してみたい・・・
シンポジウム2日目行って参りました。テーマは「偉大なる遠洋航海者たち:伝統を未来へつなぐ」です。
先史時代の遠洋航海者たち
動物のDNAから復元する民族移動
オセアニアの航海文化
石貨を運んだヤップの人たち
ミクロネシアの航海術:空と海のはざまで
パネルディスカッション
「偉大なる遠洋航海者たちの伝統を未来へ」
なかなか興味深い内容ばかりであっと言う間でした。オセアニアってオーストラリアまでほぼ陸伝いで渡った人種とその後アジアから船で渡った人種に分かれるそうですね。台湾から渡った説が有力らしいです。アジア人なのに大型でしかも食料に恵まれなかったため、食いだめができるような体質となったそうです。食糧事情が良くなった現在では肥満がかなり増えているとか。以前、力士をハワイから勧誘してたのはこの辺の事情からみたいですね。
沖縄まで来たチェチェメニ号(写真)はシングルアウトリガーと呼ばれるタイプのカヌーで民博の常設展で展示されてます。船体の横に小さな船体をくっつけるタイプですが、ホクレア号はダブルカヌーと言って同じ大きさの船体を平行にくっつけてます。シングルアウトリガーよりダブルカヌーの方が長距離の航海には適しているようです。しかし、スターナビゲーションの技術が伝承されていたミクロネシアのサタワル島には歴史的にダブルカヌーは存在しなかったそうです。ホクレア号と滅びかけていた伝統的航海術スターナビゲーションが出会い数々の実験的航海を成功させたのは奇跡的なのかも知れません。
講演に使われた島や海の写真はどれもきれいでした。これらの国を戦いに巻き込んだ国としては反省しなければならないと感じます。水爆実験を行った国には猛省していただきたいところですね。後進国より先進国の方が野蛮かも。この2日間いろいろと勉強ができました。大航海展は12月11日までの開催です。興味のある方は是非とも見ていただきたいですね。お勧めです。
この企画展は写真撮影がダメで残念なのですが、ちっちゃなドーム型のプラネタリウムのブースがあり、そこでスターナビゲーションが解説されてました。航海の前準備としていつの時期のどんな時間にどの星が見えるかを把握する必要があります。実際の航海の一例が紹介されてました。出発は夕暮れ。島の人々に大きな焚き火をしてもらい、船尾の方角にその炎を確認しながら方向を確認する。赤道付近では水平線近くに北極星があり、その反対の見えない位置が天の南極ですね。北西の方向に進む場合に目印にする星、星座が紹介されたのですが、星は沈むので次々に目印を変えるようですね。反対の星も利用して方角を見極めるようで、曇っているときなんかは直角の方角の星を参照にするみたい。夜が明けると、波の形や方向から方角を割り出すようです。目的地が近づいているか確認するには、海の色の変化を見る(サンゴ礁等陸地に近づくと色が変わる)、鳥が飛んでないか探す、雲の留まっている地点を探す、波の形の変化等で判断するようです。万が一遭難した場合、ひたすら西に向かったそうです(フィリピン群島がありどこかの島に漂着できる可能性が高い)。まあ、実際にはもっと多くの事象で判断して航海するのでしょうが、そのような航海術が太古から伝わっていたことには驚きです。ちなみにサタワル島では、星の詩として伝承されているようですね。
国立民俗学博物館30周年記念特別展です。敷地に入って左の建物で展示されてます。入場料大人1,000円也。写真の本は今回の企画をまとめたもので売店で1,900円で売っておりました。写真に写っているのが沖縄まで3,000キロの航海をしたチェチェメニ号ですね。で、中に入ると実際のカヌーをはじめ、オセアニア地域の民族、習慣がよく分かる展示内容でした。民族が移動した順、時代なども解説されており、また、ホクレア号のクルーの話などもビデオで流れておりました。しかし、一番興味があったのはやはり星の位置などの自然現象に基づく航海術、スターナビゲーションを解説するブースでした。
オセアニア大航海展〜ヴァカ モアナ、海の人類大移動〜が国立民俗学博物館で12月11日までの期間で開催されています。そして、関連の国際シンポジウム「オセアニアの偉大なる航海者たち」が今日、明日と開催されます。
これは行くっきゃないというわけで本日行って参りました。ちなみに民博は、万博記念公園内にあります。写真は民博前の看板です。写っている船がホクレア号ですね。本日のシンポジウムのタイトルは「南太平洋への人類大移動」。公演内容は以下のとおり。
・基調講演「オセアニアの民族文化を展示する」
・南太平洋のアジア人
・ことばが語る異動ルート
・チェチェメニ号の航海:サタワルから沖縄へ
内容や感想は次回以降にまとめる事とします。
練習を生活の中心に据えたい奴なので、練習メニューや1日の流れは練習日記に書いているのですが、日々ふと思った事や日常の出来事などには適さないかなと思い新しいカテゴリを設けました。
今年3月の与論マラソンへの道中、飛行機内の雑誌記事に私はとりこになりました。ホクレア号という船の伝統的航海術の記事です。6000年〜800年程昔の時代にミクロネシア、メラネシア、ポリネシアと言われる太平洋上の広大な地域の島々に人々が移り住んだのは、すぐれた航海術によるものだそうです。ほぼ失われていたその航海術を現代によみがえらせた象徴がこのホクレア号という遠距離航海用のカヌーです。星の位置や波の形等の自然現象から航路を決めるようで、詳しい内容を知りたいと思ってました。また、どんなルートで人々が移り住んだのか、島国の日本とは関係ないのか等興味のあることが次々に頭に浮かんできます。そして、少し前あるイベントの記事を見つけました。
かんから三線です。三線とかいて”さんしん”と読みますよね。戦後の沖縄で三線の材料が手に入らない時、アメリカ兵の缶詰のカラとパラシュートの糸で作ったのが始まりだとか。これは、まちだ屋ってとこでインターネットで買いました。3,600円くらいだったかな。送料入れても5〜6,000円だったと思います。弦楽器がこの値段で手に入るって、恐るべし沖縄です。作るのも簡単ですし、ちゃんと三線の音します。で、弾き方もそれほど難しくないのですが、楽譜の読み方が難しかったりします。楽譜のこと工工四(くんくんしー)て言うのですが、未だに読み方間違ってしまいます。上達しないはずですね。一時期かなり弾いてたのですが、最近、メッキリなので久々に練習しようと思います。
以前から欲しかったのですが、この前CD買ったときに見つけました。中(あたり)孝介。奄美出身とか。初めてラジオで家路という曲を聞いたとき、あっ、島唄だって思ったのですが同時にすごく懐かしい感じがするんですね。で調べたら沖縄の方は琉球音階(ドミファソシ)で奄美の島唄は律音階(ドレファソラ)とのこと。鍵盤で琉球音階を弾いてみるとやはり沖縄チック。あれ、与論のかりゆしバンドは琉球音階のような気が・・・。同じ奄美でも、沖縄に近づくと琉球音階になるようですね。家路のメロディはやはり律音階。童謡なんかに使われてそうなメロディです。裏声を多様するのも奄美の島唄の特徴とか。この人の曲を他のアーティストがカバーしても、かなりダサク聞こえそうです。どこかのサイトで平井堅が元ちとせを歌ってるって紹介してたのには笑えました。