産経新聞で「やばいぞ日本」という連載がされてるそうで最近の記事が少し気になりました。内容は、北朝鮮がミサイル実験等を強行しそうな時期、アメリカと日本が対応について話し合いをしたのだが、日本サイドは「それは出来ない」「ここまでしか出来ない」と答えるばかりでアメリカ側も呆れてしまったというもの。
 ふと、小田原評定という言葉を思い出しました。豊臣氏が北条氏に対して強大な軍で攻めてくるのに城内の会議で「ああでもない」「こうでもない」と結論が出ず篭城となり負けたというものですね。その時の当主は北条氏政。この人に関しては面白い逸話があります。戦いの前の食事で氏政が飯に汁を2回継ぎ足したのを見て父の氏康が「北条家も私一代限り」と言ったそうである。自分の食事に必要な量も分からないで一国を守れるわけがないということですね。
 現代では食事にしろ、エネルギーにしろ多くの人が自分に必要な量が判ってないと思います。そういう意識が、この記事の日本側の対応に現れているのではと思いました。私も自分を知ることに普段から務めなければと思います。