コンビニやディスカウント、スーパーなんかは安いし便利です。しかし、そればかり利用した結果、地域の商店街が潰れてしまい、見えない恩恵が受けられなくなった。地域の活動は面倒ですね。で、どんどん止めていった。楽になったけど、見えない恩恵が受けられなくなった。週休2日で子どもの面倒見るのも負担がかかる。で塾に行かせます。社会性の発達が遅い子どもをそのような競争原理渦巻く世界に放り込むと、かなり「嫌な奴」が完成するような気がします。
 結局、目の前の楽や便利に流れた結果、長期的に見れば大変な損をしているのではないでしょうか?それが一番見える形で現れているのが、子どもの学力低下では無いかと思います。潰れたものを元に戻すのは、かなりの時間と労力が必要です。戻らない物もあります。潰れた駄菓子屋さんを元に戻すことはできませんよね。とすれば別のものが必要となってきます。
 前の記事でも書きましたが、総合学習は土曜日の半日を使って地域主体で行えばどうでしょう?そうすれば、週3時間は他の教科にまわせます。何も、特別のことをしなくても良いですよね。公民館や遊ぶスペースがあれば、就学前から大人まで集まって、勉強を教えたり、話をしたり、一緒に遊んだりそれだけで良いと思うのです。やれることをやれば。小さな子どもにとっては年が離れたお兄さんお姉さんや保護者以外の大人と一緒にいるだけで良い影響があると思っています。で、土曜日仕事がある人もいるだろうし、国の力で地域学習休暇のようなもの作ったらどうでしょうね。1人何日かは必ず取りなさいって具合にして。保護者や地域に理解を求めなければなりませんが、これは、「保護者の教育が必要だ」と訴えておられる有識者の方々に任せれば完璧でしょう。っと、まあ、理想を描けばきりが無いですね。
 子どもを育てておられる保護者にとっては、今どうするかが最大の問題ですね。どのように社会性をつけるか。これについては残念ながら良い案がありません。しかし、インターネットで「社会性の発達について」で検索すると面白いページ見つかったりします。個々のケースで対応するしかないと思います。
 学力低下を考えるうちに社会性や地域の問題にまで行ってしまいました。私は子育ての経験がありません。親は無くても子は育つ。しかし子どもがいなければ親としての成長は望めません。子育てに奮闘しておられる方にはただただ頭が下がる思いです。専門的な知識もありません。過去の記事も含めて軽く読み流してもらえたら幸いです。