浅き夢の世界へ

競技場公認検定

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朝から地元競技場の公認検定の手伝いに行ってきました。5年に1度、距離や器具を調べるワケです。鉄製のメジャーで測定するのですが、端にバネばかりを付けて一定の強さで引っ張ります。写真ではオレンジの人がバネばかりの人で、10キロになったら、始点の人に向かって「10キロ」と叫びます。始点の人は基準点とメジャーのゼロが合えば「ゼロ」って叫び返し、写真の青い方が数字を読み上げます。2回計測、数字が合わないと3回計測して、競技場前で温度計見てる人から気温を言ってもらい、記録用紙に記入。コーナーでは中心からの距離、15箇所くらい、を測定。メジャーを数十メートルに延ばした状態での作業のため、10人ほどで地面にすらないように運びました。貴重なようで予備が無く折れたりしたら測定不可能らしいです。1回ずつ気温を計るのは熱によるメジャーの誤差を計算する為のようですね。で、それが終了したらレベル(競技場の高低差)の測定やフィールドのピット、用器具の確認です。検定員さんの一人は部屋にこもりひたすら計算。後半はほとんどノータッチでした。で、結果は直線100mでプラス2mm、1周400mでプラス29mm、他も指摘される点はありませんでした。この資料を日本陸連に送り、めでたく公認されるわけです。今回で手伝うのも3回目。15年前から関わってきてるんですが、その頃の自分がいまいち思い出せない。5年後もきっと手伝っているんだろうな。その頃はどうなってるでしょうね。まあ、まだ走り続けてることは間違い無いと思いますが・・・。

2件のコメント

  1. shiho

    ”競技場公認認定”ってこんな事をするんですね!温度とメジャーの関係もなるほど納得です。競技場へ足を運ぶ時に、もっと違う見方ができそうです。雨の中、本当にお疲れ様でした。

  2. 涙・走々

    ぶっちゃけた話、現役選手も知らないと思います。ちなみに、距離が短かったり、誤差が大きい場合、スタートラインを、前何ミリ削って、後何ミリ書き足すみたいな処理をしてたと思います。また、これとは別にロードの検定も今年度あります。これは気温とか関係なかったかな。50mくらいのワイヤーでひたすら計るという地味なものです。日本陸連公認コースはこうして出来上がるわけですね。

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