先日、通っていた小学校の先生と話をする機会があった。仕事の関係で先生と話をすることが多いのだが、現状を聞けば聞くほどため息が出ます。今の生徒数は250名程度、私のときの半分くらい、学年に1人以上は登校拒否の子どもがいるようです。母親から離れられないタイプが多いようですね。離れるのが怖いのか、ずっと手をつないでいる高学年の子どもがいるそうです。僕らの小学生時代なら男子であれ女子であれ確実にバカにされたと思いますし、そんな、経験をしながら親との距離を考えることが出来たような気がします。また、授業中、話を聞かない、しゃべる、立ち歩くという子どももいるそうです。他の小学校ではそのような子どもが多く授業が成り立たないところもあるとか。学級崩壊ってやつですね。
 よく、ニュースなんかでゆとり教育の罪等の見出しが躍っていて、誰が責任を取るのかみたいな論調が多いのですが、ゆとり教育、以前の問題ですね。総理の発案で偉い人や有名な人が集まって教育なんとか会議が行われているようですが、このような現状を実際足を運んで見にくるような方はおられるのでしょうか?
 個人的な意見として、子どもの学力が低下しても良いと思うんです。学力高くて、ライブドアや村上ファンドみたいな例もあります(高学歴で狡猾にばれないように悪事働いている人間はもっともっといると思います)。学力低くても、なんらかの特技は必ずあるはず。人望がある、場をまとめる力がある、盛り上げる才能がある、いくらでも、良いとこ探して伸ばしていける、そんな教育が本当は必要なのかも知れないですね。(続く)