高校の単位問題で世界史が悪者になりそうです。しかし、意外に世界史って役立っていると思います。北朝鮮が核実験をした、大ニュースです。だけど、どうして朝鮮半島が分かれたのか?資本主義と社会主義、大国同士の代理戦争であのようになったわけで、朝鮮戦争では核を使用する計画もあったと聞きます。それ以前には日本の植民地時代もあった訳です。中東問題なども歴史的に学べば理解しやすい。国民性なんかも歴史から理解しやすい面もある。国際競争力云々ていうのならまず歴史を学べ良いと思います。確かに理系だと大学受験にはそれほど必要ないかもしれませんが、長い目でみれば、数学の微分積分なんかよりも相当役立つと個人的には思います。
しかし、授業では、難しい人物名、事件などが起こった年、宗教の派閥、そんなことばかり暗記しなければならない。そんなことしか試験には出ませんから。例えば、日本史や他の科目との関係、どこの国がどのような歴史をたどり今に至ったか?また、近隣の国にはどのように波及したのか、過去の流れを踏まえて今後どうなるか、いろいろと興味を持てる切り口はあるのではないでしょうか?この年は何々、この年はこれこれ、って区切って考える、教えるから難しい。理系にしろ文系にしろ、高校くらいで世界史を学ぶことには大きな意味があると思います。
大学受験に必要な科目に特化して教えるということは、その場しのぎであり、本当に生徒のことを考えていることにはならないと思います。そして、それを望む生徒や保護者も考えなければならない問題なのではないでしょうか?
ちなみに私は大学受験では日本史を選びました。すいません。
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